刺青の除去について
投稿日時:2017-09-12 10:59:47
ファッションの一環としてタトゥー・刺青をいれることは、昔に比べてはるかにハードルが低くなりました。しかし、ファッションとはいえど、刺青は一度入れると簡単には除去できないということは肝に銘じておかなければいけません。
ファッションとしての認知度があがっても、日本において刺青をいれることへの抵抗感や、偏見があることはいなめません。最初は良くても、時を経るごとに他人の目が気になってくる場合があります。また、たとえば若気の至りで恋人とおそろいのタトゥーを入れて、その後別れてしまったり、その時の軽いノリで入れてしまってデザインが気に入らなくなってしまった、というケースもあるのです。
刺青・タトゥーを元通りの綺麗な肌に戻すことは、まず無理だと考えた方がいいでしょう。除去方法はレーザーによる除去、もしくは切除法による手術での除去です。どちらにしろ火傷のような跡や手術痕が残ることは避けられません。そして保険外治療になりますので、多額の費用もかかります。
刺青を入れる前には、本当に後悔しないものかどうか、一度冷静になって考えるべきでしょう。たとえ刺青を入れること自体には後悔がなくても、皮膚に傷をつけて色を付けるという施術である以上、デザインも簡単には変えられません。
現在では、時間と共に薄れて完全に消えてなくなるヘナタトゥーとった、リスクの低いタトゥーファッションも可能です。刺青・タトゥーを入れる前に、そういったものから試してみるべきではないでしょうか?
広告 |
---|
オリンピック開催に向け、「刺青お断り」は無くすべきか?
投稿日時:2014-05-01 14:11:53
2020年の東京オリンピックが開催が決定したことで、今後さまざまな公共施設・民間商業施設などで、オリンピック開催に向けた動きが強まっていくと思われます。
オリンピックは、ただ競技が東京で開催されるというわけではなく、日本文化を世界に発信しながら、日本のいまを世界にアピールするという目的でも、とても重要なイベントとなります。当然、委員会の運営のみでなく、民間の施設での選手や観客に対するもてなし方も世界中の人たちが「日本」として受け取ることとなります。
日本に来た人たちへも楽しんでもらいたい日本文化として、「温泉」があります。しかし、以前の記事でも書いたように、日本の温泉では「刺青・タトゥーお断り」とする場合が少なくありません。日本人は刺青に対してマイナスのイメージを持っていますが、海外では刺青をファッションとする国、文化として誰もが入れる国などさまざまです。
刺青をよしとするかいけないものとするかについては、言い始めたらキリがありませんし、そもそも、国内外の文化の違いに正解はありません。
では、オリンピックに向けて日本の温泉施設はどうあるべきでしょうか?最終的には各施設の判断に委ねられますが、世界を日本へ承知しているわけですから、国外の文化の尊重するという意味でも、各施設であらためてルールの見直しを検討していただきたいと私は考えます。
広告 |
---|
日本の伝統的な刺青文化
投稿日時:2014-03-27 12:33
日本で刺青における強い偏見が持たれるようになったのは、明治時代以降で、縄文人や弥生人は、西洋人と同じように「おしゃれ」として刺青をしていたと言われています。
ネットでは刺青に対する偏見をなくそうと、自己表現を目的とした人たちが、たくさんの写真や動画を投稿しています。実際、その映像を見てみると、日本の素晴らしい和彫りの技術や色彩の素晴らしさに驚嘆します。着物のような美しい絵柄はまさに「日本の美」を象徴するような技術です。
日本の刺青文化は、世界に誇れるだけの芸術性を秘めています。海外の人たちはそれを認め、タトゥーを入れている外国人の中にも、和の色彩を取り入れている人たちがたくさんいます。繊細で鮮やか、時には大胆に人の肌に描いていきます。また受け継がれて来た決まりがあり、その絵の中にはたくさんの意味が込められています。
刺青やタトゥーは怖さの象徴ではなく、日本の芸術として受け入れていってもいいのではないでしょうか。
文化として、芸術として
投稿日時:2014-03-20 15:57
海外の刺青やタトゥーは、上記のような民族のしきたりによるものも多いが、ファッションや芸術としての意味合いが多く「ボディーペインティング」として、ちょっとしたことで身体に入れることが多い。
宗教の教えのためタトゥーをしないケースもありますが、実際「個人の自由」ということで、刺青をしたからといって、それが就職に不利になるということはほとんどありません。
ですから海外のセレブ達や有名人たちが当たり前のように刺青をしている光景を目にするのも、それだけ刺青に対して差別や偏見のない証拠です。こんな中で日本だけが、刺青に対して頑なな態度をとり続けています。
確かに日本の文化で刺青は、あまり良い歴史を持っていませんが、最近ではファッションや芸術的な意味でタトゥーを入れる人たちが存在しています。ごく普通の人たちが、自分の身体をキャンバスに自己表現の方法として、絵を描いているに過ぎないのです。
もはや日本の刺青に対する意識を変化させていかなければならない時が近づいているのです。
文化の違いにどう対応すべきか
投稿日時:2014-03-13 13:59
日本の温泉や銭湯では「刺青・タトゥーお断り」の看板を目によく目にします。
日本では確かに刺青やタトゥーに威圧感や恐怖感を覚えてしまいますが、世界には、刺青やタトゥーをしきたりや風習で身体に入れる伝統民族が存在しています。
普通の外国人が当たり前に身体に刺青をしているだけであっても、入浴拒否されている事例が後を絶たないそうです。
刺青やタトゥーだけで入浴を拒否する温泉や銭湯側の意見として、「背景までは判断できない。刺青が見えれば一律断っている」とのこと。
だが、2020年には東京オリンピックが開催され、日本には様々な国から外国人が殺到します。
そんな状態にある中で管官房長官は「外国人の文化に対して敬意をはらい、理解すべき」と述べ、波紋が広がっています。
さて刺青やタトゥーにおけることで発覚した、海外と日本の大きな文化の違いは、どこまで理解しあって受け入れていくべきなのでしょうか。
オリンピックに限らず、これから世界と付き合っていくグローバル社会の中で、世界に羽ばたけない閉鎖的な考えが浮き彫りになった結果としか言いようがあありません。